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北アルプス・前穂北尾根 (8月11日〜8月12日) 

【コースタイム】
 8月11日(祝)
   4:40  あかんだな駐車場
   5:25  上高地
   6:45  明神館
   9:00  横尾 
 12:00  涸沢

 8月12日(金)
  2 :50 テント場
  5 :00 5・6のコル
 11:10 前穂頂上
 16:15 上高地 



北尾根を終えて(前穂高頂上)
 8月10日(木)
 今年の夏合宿は、上高地〜涸沢〜前穂高北尾根〜岳沢〜上高地とした。
去年入会した期待の若手2人と古株2人の計4人での山行。
CLの仕事の関係でJR尼崎駅23:00、川西能勢駅23:30に集合。其処から一路アカンダナ駐車場を目指す。
 8月11日(祝)

 山の日を翌日に控えた上高地は朝5時の時点で大混雑。トイレには長蛇の列。
小梨平でキャンプを楽しみに来た人もたくさんいて、みなさん豪華な食材が詰まっていると思われるクーラーボックスをゴロゴロひいている。
小梨平には既にたくさんのテントが張ってあり、広場では山の日のイベントの準備がされている。みんなお祭り気分だ。
うらやましいな・・・と思ったので、私だって前穂北尾根で彼ら以上に楽しんでやる!!と決意した。

今回はベース型の山行ではないので、軽量化に努めたつもりだがやはり登りはしんどい。
なんとか涸沢に着いたときはグッタリだった。なのに、テントを設置し、ザックを置くや否や、SLは休む暇も与えてくれず下見に行くという。
まだ時間は早い。少しくらい休憩しても良くはなかろうか・・・?と思いながら渋々従う。
キャンプ場からはケルンを目印に踏み跡を辿っていく。6・7のコルへの分岐点にリボンがくくられた枝が立っている。それを越えて徐々に登って行くと5・6のコルへの分岐点に着く。「5・6コル」と赤ペンキで書いてある岩を発見。
そこからはまたケルンを目印にザレた踏み跡を登って行く。1/3ほど行ったところで下見終了とした。

キャンプ場に戻って宴会開始・・・と思いきや、寝てしまう2名。
でも涸沢で飲む生ビールは例え1人宴会でも、最高の美味しさだ!
飲んで食べて19時に就寝。


【上】当日の涸沢テント場

【右】涸沢ヒュッテ前で

 8月12日(金)

 1時半起床。2:50出発。
 前にも後ろにも前穂北尾根グループがいる。やはり人気ルートだ。
 歩きにくい急登を黙々と歩いて5・6のコルを目指す。コルに到着した頃に東の空が明るくなり始めていた。
 コルは風が強く、寒い。カッパを着て、ハーネスを装着し、さっさと出発。
 5峰は踏み跡明瞭。登っている内に日が出始めた。
 問題は4峰だ。一般的にはクライミング要素のある3峰が核心のように言われているが、本当の核心は4峰のルートファインディングだと思う。
 常に落石や滑落の危険と隣り合わせのような4峰は、ルートファインディングをミスれば命の危険があると思う。私達は、一瞬「あれっ?」と思った箇所があったが大きく悩むことはなく順調に進んだ。
 3峰は順番待ちの列ができており、コルで準備し並ぶ。なかなか進まない。風が強く寒い。
声が届きにくそう・・・
1時間以上待ってやっと出発。他のパーティと支点の取り合いもなく、順調に3ピッチ目まで進むことができた。あれだけ人がいたのに、カチ合わなかったなんてタイミングが良かった。また、Nさん、A君の若手2人はロープワークやクライミングをそつなくこなし、とてもスムーズだった。
3ピッチ終了後、装備を片付け先を急ぐ。
前穂高には11時過ぎに到着。記念写真を撮る。軽く食べて、次は上高地を目指す。
前穂高の下りは一般道とは思えない怖さだ。疲れた足で注意深く降りていく。岳沢までの下りもつらく、岳沢からもダラダラと長かった。
上高地には16:15着。座れる〜と思っていたら、バス待ちの長蛇の列。折角頑張って16時半のバスに間に合わせたのに、結局乗車できたのは17時過ぎ。ヘトヘトだった。

このルートは2010年に行ったルート。6年が経過して、年も取って、大丈夫かなあ・・・と心配しながら臨んだ。案の定疲労困憊だった。
これからもバリエーションがしたいのなら、もっとトレーニングをしないとなあ。

 


2峰の降り(懸垂下降)

   
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