神戸ClimbersClub

神戸ClimbersClubは岩登りから雪山までオールラウンドの山岳会です。
北アルプス・北鎌尾根 山行報告

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 北アルプス 北鎌尾根 報告 

【日程】  2018年8月9日~12日
  • 北鎌尾根 概念図
  •  行動時間 

    8月9日;
     18:30神戸出発~0:00あかんだな駐車場着
     
    8月10日;  晴れのち雨
     5:35上高地BT~6:22明神館~7:03徳澤~7:52横尾8:10~9:15槍沢ロッジ9:35~10:24大曲10:40~11:55水俣乗越12:15~14:20北鎌沢出合~15:10右左俣合流点~18:00コル直下幕営
     
    8月11日; 曇から霧雨から晴れ
     3:40起床 4:45出発~5:05北鎌のコル~7:40独標~9:00P12~10:45北鎌平~12:20槍ヶ岳山頂~12:45槍ヶ岳山荘(幕営)
     
    8月12日;
     5:00起床~6:00出発~10:45徳沢~12:40上高地

【報告】

■初日の一般道は快調に歩いたが一般道を外れるとペースが落ちた。水俣乗越からの下りに苦労した。ガレガレ。予定から20分遅れて北鎌沢出合に。右俣左俣合流点で水補給の際に休憩がてら岩の上で寝転んでいたら本気で寝てしまう。慌ててコルに向かうが体力が消耗していて思うようにスピードが上がらなかった。コル手前(携帯GPSでは距離200m標高差100m)のところで雨。ガスに巻かれて小高い平らなところを探し幕営。
 <反省点>自分の体力以上に行動距離を設定しすぎた→ボッカ不足
      体力と相談しての判断→北鎌沢出合で幕営した方がよかったか

■2日目は幕営箇所から20分で北鎌のコルへ。昨夜の雨で藪漕ぎでずぶ濡れになった。独標が間近に見えてきた頃からガスが濃くなってきて先の展望が見えなくなりルートどりに時間がかかった。が迷いながらも順調に進めたと思う。北鎌平手前でガスが晴れていきなり目の前に槍ヶ岳が現れた。穂先への登攀は県警ヘリが山頂まで見守ってくれた。単独なので心配してくれたのか頼りなさそうに見えたのか聞きたかった。
 <総評>やはり北鎌尾根は取り付きから尾根と長い道のりだった。その分のトレーニングが十分ではなかったと思う。

■コルから独標までは踏み跡もしっかりしていて迷うところもないが滑落が許されない部分が多いので重いザックで体が振られるなど注意が必要。独標を超えたあたりから踏み跡が錯綜しており行き詰まる場面もあった。事前情報では尾根へ尾根へとあったが尾根に戻るのもむづかしくきた道を戻る事も数回あった。見通しが良ければもう少しスムーズに歩けたか。
今回は初めてツエルト装備での山行だった。ヘリテイジのクロスオーバードームとゆうのを買ったので普通のシングルウォールテントと設営は一緒なので楽なのだがやはり雨には弱かった。あと雨が入ってくるので閉め切っているとガスもライターもつかなくなりやはり換気ができていないのだろうと思われた。換気口は2箇所付いているが出入り口も少し開けないと空気が足りなくなる模様。

■長く辛かったが本峰が見えた時はえも言えない感動があった。素晴らしいルートだった。機会があれば次は春に挑戦してみたい。

 フォトギャラリー 

  •   水俣乗越からの取り付き 

  • kitakama2.jpg(45598 byte)

    天上沢下り 雪渓を巻いてい

  • 天上沢からの北鎌。かっこいい

  • kitakama4.jpg(36909 byte)

    北鎌沢出合

  • 雷鳥家族

  •    北鎌平から槍ヶ岳!!! 

  •    一人照れながらの槍ポーズ。 

  •  ◆携帯電波(au) 

      明神館、徳沢園 4Gアンテナ4
      横尾 4Gアンテナ1~2
      槍沢ロッジ4Gアンテナ3~4
      大曲 4Gアンテナ2
      水俣乗越 圏外
    北鎌沢出合 圏外 右左俣合流点 圏外
    ここからあまり頻繁に調べなかったが 独標あたりまで圏外でそこからの見通しの効くところは意外と電波は繋がった。ネットも含む
 

  

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