当初、練成として北鎌尾根、中級として東鎌尾根、初級を槍ピストンとし何処かで合流する計画を立てる。トレーニング日程として3月のプレ春山、及びボッカトレ、4月の雪上トレ、ボッカトレの合同トレに各パーティでの独自トレと盛りだくさん。(トレーニング表参照)
具体的には、北鎌パーティは1日・2日の天候悪化が予想された為、予定を変更。また、中級の東鎌パーティもメンバーのMさんの体調不良でコース変更を余儀なくされ、K林、M川、K脇の3人で行動することにした。
代替えコース案として、上高地で初級と合流、当日は合同で行動しババ平まで入山。翌日、水俣乗越から東鎌尾根を経て槍の肩で初級と合流する計画に変更。
そして、5月2日;K林、S藤、M川、K脇は13:00にJR松本駅で合流し上高地に入山。小梨平でテント設営し翌日に備える。
5月3日;7:00、I山、I上、K子、N川の4名と合流し、ババ平に向かう。天候は良さそうなので期待に胸が膨らむ。皆元気だ。ババ平で単独でテントを張っていた元会員のY萩君に会う。久しぶりで懐かしい。後行動を伴にする。
久しぶりの再開で夕食が盛り上るが翌日が有るので早めに切り上げる。
3日の夜は夜半より雷雨と雪崩発生、翌日が心配である。その為、中級は東鎌を諦め最初から初級と行動を伴にすることとする。
5月4日;天候は回復し予定通りスタート。長い槍沢を一歩一歩登る。正面には水越乗越から東鎌へ行くパーティもいる。上部が雪庇が出ておりまたな誰の可能性もありシビアな登攀が予想される。
10:00頃槍ケ岳山荘(槍の肩)に到着。槍の穂先は先日来の雪で状況が悪くなっており、下降にロープが必要な様子。その為、我々は今回は断念する。
槍を覆っていたガスが一時切れ穂先が姿を現す。記念写真を槍をバックに撮る。登っているパーティを見ると下りで難渋している様子。
10:30 見飽きないが槍の登頂は又の機会にして下山開始。当日に入山者も多い。中高年の神様「岩崎」さんも無名山塾を率いて登ってきていた。
当初はババ平をBCの予定であったが、昨日の雪崩などを考慮し場所的に安心出来ないのでテントを撤収し横尾に移す事になる。下山は疲れた体に鞭打ちながらの厳しいものとなる。I上さんは脚に豆が出来たにもかかわらず皆のためにグレープフルーツなどをしっかりと運んで一ノ俣の休憩時に振舞ってくれる。I上さんのメンバーへの思いやりがうれしい。これは川崎労山の良いところか。
15時横尾到着。土の上のテント設営は温かい。今夜はゆっくり休めそうだ。
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