谷川 一ノ倉沢と云えば岳人ならば一度は登ってみたい山である。「近くてよき山なり」と言われているが、関西からは非常に遠く足を踏み入れることもなかった。今回佐々木さんご夫妻と同行して谷川岳を登る機会を得ましたのでその報告をします。
10月4日(金)22:30 溝ノ口駅北口集合、佐々木車で一路谷川に向かう。
10月5日(土)2:00 一ノ倉沢出合到着、駐車場の空きスペースにテントを張り仮眠する。立派なトイレがある。明け方雨の音がする。
6:00 起床、雨は上がり他のパーティーは出発している。我々も準備をする。
南稜は人気ルートの為順番待ちで時間がかかる事が多いとの事。その為、混雑帯を避けてゆっくり出発の計画。また、今日の予定は南稜を抜けて上でビバークの予定。
7:20 一ノ倉沢出合にはカメラマンが谷川岳を狙っている。テールリッジや中央稜にはもう人だかりである。衝立岩にも取付いているのが見える。我々も朝食を済まし出発。
アプローチは一ノ倉沢出合から本谷に入る。10分ほどで右岸の草付に入る。再び本谷に入り滝が出てきたところを再度右岸を高く巻く。しばらく進むと鎖のある岩場に着く。我々はここから懸垂下降で45m下降するが、後続パーティーはクライムダウンした。また、沢通しにトラバースしてきたパーティーもある。
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