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新穂高から西穂独標 (12月12日〜13日) 

<西穂高>

昨年、西穂西尾根を計画しましたが大雪の為断念。本年は1週間前倒しで計画。
しかし暖冬で雪が少ない。また当日は雨。このままでは無理と判断し新穂高からロープウェイで西穂を目指すサブルートに変更を決定する。

【コースタイム】
12月12日(土)
   9:30 新穂高ロープウェイ
   9:55 西穂登山口駅 10:30
 11:40 西穂山荘    12:40
 13:00 丸山
 14:20 西穂独標    14:35
 15:20 丸山
 15:45 西穂山荘・テントサイト

12月13日(日)
  8:00 西穂山荘・テントサイト
  9:05 西穂登山口
  9:45 新穂高温泉


ロープウェイから望む前景

今回のルート


目指す西穂高
 予報通りの雨。「雨かしら?」で確認すると雨雲が帯のように連なっている。少し歩いただけでびしょ濡れになりそうな大雨に、心は折れて一日停滞する。
翌日は快晴。ロープウェイから見る斜面は、ブッシュの葉に雪がうっすらと積もっている・・・というか乗っている程度。西尾根もこんな感じかなあ、行っていたらどうなっていたかなあ、と思いを馳せる。
 さすがに山頂駅からは少ないながらも積雪といえる量の雪はある。私達以外にも数パーティが上がっている。テント場には私たちも含め10張ほどのテントが設置。雪山学校?のグループが多いようで、ほとんどが大人数テントだ。
 テントを設営し、14時を目途に引き返すことを決めて出発する。歩いているうちにガスがどんどん下りてきて、西穂高岳が見えなくなってしまった。 山の天気は変わるのが早いね。。。とあらためて思いながら残念な気持ちになる。時間的に独標も難しいかも・・・ということで、ガツガツせずに散歩みたくのんびり歩く。
 14時が過ぎたがなんとなく中途半端な場所だったので、直近のピークらしき所まで行こうと歩いている内に独標が見えてきた。10人程の人がいるのが見える。
独標まで行けるかな?行きたいな…と喚いながら歩く。
独標から下りてきた人から、ルート上には雪があまりなくて夏道みたいだったと聞いた。
やる気のないリーダーのお尻をたたきながら、独標ピークを目指す。
ピークで束の間のおやつタイムを楽しんで、そそくさと下山にかかる。多分私達が一番最後のはず。

夏道のようでもやはり下りは怖い。慎重に下りる。
警察のヘリが飛んでいた。一旦通り過ぎた後に旋回して戻ってきて、私達の無事を確認してか?またまた旋回して去っていった。

歩きにくかったので、丸山でアイゼンをはずした。

テント場に到着すると、寒くないせいか多くの人が外で談笑していた。
私達もノンビリ片付けてテントに入る。

翌日の麓の予報は雨のち曇り。ここは雪なるだろう。私達は下山するだけだ。

夕食は鍋。今回の食担はリーダーがしてくれた。慣れないため2時間も掛けて買い出しをしてくれたそうだが、明らかに人数分以上の量の食材を、買ったまんま、そのまんま持ってきていたことにビックリした。軽量化という言葉を忘れてしまったのだろうか…?と思った。しかし、シーフードミックスが1袋入った鍋はいい味が出ていて、とてもとても美味しかった。
テン場が近いなら、贅沢鍋もいいなぁと思った。

夜中から雪が降り出した。
始発のロープウェイ目指してひたすら下る。
上りのロープウェイは満員で臨時便も出ていたが、下りの乗客は私達だけだった。
下界は予報通り雨だった。

にしても、本当に今年は暖冬だ。通常なら極寒の中で耐えながら過ごさないといけないのに、例年の下界くらいの寒さ。 外にいてもさほど寒くないから、のんびり行動できる。寒さゆえの厳しさが全くなかった。


丸山から見た笠ヶ岳

独標が見えてきた。雪が全くありません。

西穂独標

長野県警のヘリ、偵察か?

下山前のテントサイト
例年クリスマス寒波からの年末の大荒れ・・・という気象コースをたどっているが、これから年末山行を迎えるにあたって、今年は程よく雪が降って、ラッセルもあまりしなくてよい積雪量であってほしいな。(報告;mn)
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