6時前に出発。大同心をバックに。
今日は雲一つない最高のお天気だ。雨男&雨女の私達にとって、遠征先で青空にお目にかかるのは数か月ぶりかもしれない。良くて曇り、悪くて荒天で、最近は荒天が多かった。
小同心取付きへのトラバース。
前に数パーティがいる。9:50スタート。
1P:前のパーティがいたので、ルートも見えており前回ほどには怖くなかった。
2P:チムニー?が狭い。ザックがつっかえて動きにくい。チャレンジアルパインでは1Pと2Pは同じグレードだけど、2P目の方が難しいと思う。核心と書いてあるし・・・
3P:前回は最初の出だしでとても苦労した。今回は雪が着いてなかったのでホールドがガッツリ持てて、まずまずな感じで行けた。新しいペツルが打ち足してあって、心強かった。
小同心の頭から横岳直下まではコンテで進む。前回は横岳直下をトラバースして頂上には行かずに巻いたが、今回は頂上へ行く計画だ。
頂上までのルートグレードはV。ロープを出すことにしたが、ビレイ点が見当たらない。岩を支点がわりにする。ここは相方がリード。ガイドには右上すると書いてあったが、相方は左に支点があるからと言って左に行ってしまった。ここは結構立っていたし、草付きで良いホールドがなかった。そのため私は右にトラバースしてここだと思うところを登ったら、そこにも支点があった。私が行ったほうが岩もねていて簡単だと思う。ネットを見るとロープを出さずに行っているパーティもいたが、私的にはここが一番いやらしく感じた。
横岳登頂13:00。(写真)
硫黄岳経由で赤岳鉱泉に戻る。穏やかで風もない硫黄岳。こんな硫黄岳は初めてだ。いつも強風が吹いて顔が凍傷になりそうになったり、飛ばされそうになって耐風姿勢で耐えたりしていた。今日は気楽に歩けた。楽しい登攀だった。
16時前に赤岳鉱泉に着いたらキャンパー達が外で宴会をしていたので、私達も真似して外で乾杯した。大勢の人が外でくつろいでいて、まるでリゾート地のような光景だなと思った。
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