概念図
CL;mk、nm 2名
8月26日
あかんだな駐車場 (7:20)
上高地 (7:55)(8:15)
明神池 (9:10)(9:20)
横尾 (11:30)
8月27日
テント場 (4:30)
1ルンゼ押出し (5:20)
T4尾根取付き (6:15)
T4 (9:10)
扇岩テラス (12:30)
横尾 (19:00))
8月28日
横尾 (8:00)
上高地 (11:00)
晴れ
上高地から1時間
横尾に着きテントを設営し下見に出かける。渡渉地点の確認と一ルンゼ押出しの確認。
渡渉地点まで15分ほど歩き渡渉できるところを探すが水量が多くて見つからない
仕方なく明日は覚悟を決めて引き返しテント場に戻る。
ビールを飲んでいると救助隊の隊長たちがやってきた。彼らもした見に行くとの事。状況は説明し別な視点を期待いする。
暫くして戻ってきて水に濡れず渡渉できるところを見つけたとの事。ラッキー
明日を期待して早めに眠る。
前日の情報から手前に倒木で渡れるところがあるとの事、暗い時間に出発
最初に河原に出る所から川に向かう。流木がかかっており濡れずに対岸へ
そこから右岸をブッシュをかき分けながら1ルンゼ押出しまで時間はかかったが濡れずに行けた。
T4尾根取付きで登攀の準備をする
下部2ピッチがポイント。
最初のピッチはNさんがリード。離陸が難しい。
2ピッチ目は私がリード。直上してから左に回り込み抜ける
2ピッチ目の終了地点から100m程をコンテで登る。
最終ピッチはチムニーなので再度確保して登る
T4尾根の最終ピッチはチムニー
残置Fixロープ有り
ここを登り右へ回り込めばT4だ
フローのNさんが登ってきた。
水分補給が重要であるが軽量化の為、500mlしか持ってこなかったが本日は天気が良くて暑い。不安がよぎる
先行のNさん、Oさんパーティ
1ピッチ目をNさんリード。小ハングをあぶみで乗越す。そこでビレー。
2ピッチ目はKがリード。ビレー点から直上しルートを探すがよくわからず。
右側に終了点がありそこから直上し暫らく登り右上する。その後左上し扇岩テラスへ。
この時点で12時20分。14時を撤去時間とする。
3ピッチ目はNさんがリード。昔あった抜けたリングにスリングは撤去されておりU字型小さな金具が付けられていた。
最初は何か判らなかったがスリングの代わりに取付けられた物のようだ。
強度が気がかりであったが思い切ってあぶみをかけ体重を預ける。
3ピッチを終えたところで14時には早いがこれ以上登ると懸垂可能な地点まで時間がかかりそうで、ここから懸垂下降を始める。
大テラスからの懸垂。1ピッチでT4まで到着する
1ピッチ目はNさんがリード。小ハングの乗越しがポイント。あぶみを使用したが、あぶみからフリーへの切り替えが大変だった。乗越した先がビレイポイント。
2ピッチ目はKがリード。取付きから直上し、少し右にトラバースすると終了点があり、そこからA1で直上し、途中からピナクルに向かい右にトラバース。その後扇岩テラスに向かい左上する。
3ピッチ目はNさんリード。A1:35m 有名なピッチ。あぶみの架け替えで登る。時間切れで3ピッチ目の終了点から懸垂下降。
※扇岩からの下降は一度大テラスまで降り1ピッチでT4まで降りる。T4から10m下がった立ち木が懸垂ポイント。3ピッチ程懸垂し、取付きの見えるポイントに着く。ここから1ピッチで降りれるようであるが少し足りないとの情報もあるので2ピッチで取付きまで下降した。
※雲稜の3ピッチ目はあぶみルートであるがリングボルトのリングがU型の金属に代わっていた。脆弱な芯棒なので体重を預けるのは不安。古いスリングの代わりに使うつもりで持参したナッツが使えなかった。
心配していた通り前日までの雨で梓川の水量が多く、通常の場所からはどうしても渡れそうになかった。しかし渡渉しなければ晴天の屏風岩を目前にして帰らないといけない。時間は掛かったが、倒木の橋を教えてもらったのはとてもラッキーだった。
アルプスだから涼しいと思っていたら、想像を遙かに超える暑さだった。六甲山と変わらない。暑すぎて、ハアハア言っていた。8月に来るなら水が2Lは必要だと思った。
今回時間切れになったのはその程度の実力ということ。次来るとしたら、体力とクライミング力をもっとレベルUPさせないといけないと思う。
もっともっとトレーニング!!という今後の課題ができた山行だった。(記)nm