伯耆大山・錬成山行 登攀
【日程】 2019年2月23日~2019年2月24日-
行動時間
2月22日;
県連事務所9:00―大山駐車場1:00 バス車内で仮眠
2月23日;駐車場5:30-元谷避難小屋6:30 荷物を開封後、各パーティーで予定のルートに登攀
岸岡・河合(七合尾根) 小屋7:30―七合稜線12:30-小屋13:30
内藤・梶(弥山尾根西稜)小屋7:30-
2月24日; 小屋6:30-付近で技術講習10:45-荷造り後11:00-駐車場11:45―(帰阪)
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参加者
【報告】
<K氏> ・七合尾根は、それほどの急斜面ではなく、ピッチ数が多いので、ロープワークを身につける場所として適していた。・七合尾根取付きへの目印
八合沢を渡り取付きへ行くが、沢を渡る場所の目印は、2つの堰堤の下方堰堤のすぐ上あたりを渡るとよい。
(今回判明)
・ルートファインディング
七合尾根の取付きまでは、はっきりした目印がなくGPSのナビゲーションでたどり着けた。
甲山パーティーは、八合尾根方面に向かい引き返しがあった。
・木を使ったビレイ
今回雪が少なく、稜線まで木がビレイ支点として使えた。
セカンドのビレイで確保器による支点ビレイをしたがロープの引上げスピードが追い付かず、しばしばロープに弛みが出た。 斜面の傾斜を考えるとグリップビレイでスピードアップを図るべきであった。
<KW氏> 枝やブッシュではなく幹があったので、幹にメインロープを巻いて、オーバーハンドノットを安環で固定し確保器によるビレイでは、セカンドからリードへ移る際の確保器の付替えにも時間を要した。
又Kさんの感想にもあるように緩斜面では登攀速度に追いつかない場面もあった。
今回はスタンディングアックスビレイでほぼビレイしたが、回を重ねると、セカンドとリードのルートの方向に体の向きを予め決めておくことの大事さであったり、確保支点のカラビナの向きだけでロープの流れが大きく変わるなど実際にやってみて気づくことがあり、非常に勉強になった。
風が強く、雪もへっておりフードをかぶっての登攀では、見えている距離でも声が届かず、岸岡さんが死角に入った場合は非常に不安に感じた。無線機の使用がマストではないのかと感じた。
<KJ氏> ・元谷小屋を出発して20分ほどで大きなデブリを見る。デブリの左側弥山西稜へ伸びる小さな尾根にのり取付きに向かう。迷わずに取り付きに到着。
・今回3パーティーが同時に取り付く。僕たちの右斜め上に武庫労山Pが支点を作るがこちらの方が準備が早かったので先行させてもらう。がすぐに武庫労山もスタートしたので序盤2ピッチほどロープが交錯した。
・全体を通して草木を使ったビレー、スタンディング、スノーバーと一通りの支点作りができたと思う。
・途中スノーバーの支点作りでバーが途中まで刺さらず仕方なくそれでセルフをとったが内藤さんに刺さらないときは刺さった根本でセルフを取った方が良いと注意を受けた←先端でセルフを取っていた
・9ピッチ目からコンテとあったがせっかくなので練習がてら稜線手前までスタカットで行った。コンテの武庫労山に追い越される。写真を撮ってもらった。
・前回の石尊の山行もあってすごく落ち着いてスムーズに登れたのではないかと思う。反省点もあったのでこれからもレベルアップしていきたい。
フォトギャラリー
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デブリ跡
取付き下部
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7合尾根パーティ
KWさん
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弥山西稜
西稜パーティ