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 山行は岩登りから雪山までの総合山岳会です。
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【1月例会】雪崩講習・伯耆大山

  • 【期間】2021/02/6日~7日

    【2月6日(土)】

    大山・南光河原駐車場;10:00 
     下山キャンプ場周辺で講習10:00~
     雪面断面観察、雪崩判断
     ビーコン訓練
     支点工作(スノーバー、ブッシュなど)14:30
     日帰り温泉/買出し~漁火の宿・海宴坊

    【2月7日(日)】
     7:00 宿出発~7:30駐車場
     8:00~9:00元谷小屋9:30~
     7合尾根取付き付近で昨日の復習 12:30
     元谷小屋経由駐車場へ
  • 下山キャンプ場で断面観察

[総括]
今回自分にとっては初めての雪崩講習ということで、多くのことを身をもって学ぶことができたと思う。以下いくつか印象に残ったことを記述してみた。
・弱層判断
最初にルーペで雪の結晶をみてどの種類の雪なのかを考えたり、雪の断面を観察し、どのような層が形成されているかを確認した。今回の雪は、そこまで層の違いが顕著ではなく全体的にざらめ雪であったが、その中でも弱層になり得そうな層があったりして興味深かった。まずは教えてもらいつつシャベルコンプレッションテストをしてみたが、危険と見られる傾向は特になかった。その後、ハンドテストもしてみたが、そこでも危険と見られる傾向はないようであった。雪崩が起こりそうなところに直面してみたら積極的にハンドテストをしたいと思う。また今回とは違った雪でも断面や雪質を観察して今回との違いを確かめてみたい。2日目の実践練習へ向かう際にデブリにも遭遇して、細い谷にも関わらず中には大きなものもあり、内心ではちょっとした恐ろしさとともに驚いていた。
・ビーコン訓練
初めて実際にビーコンを使ってみて、なるべく矢印に従うような形で緊急であるという事態も想定してほとんど停止することなく走っていたが、時々あらぬ方向にビーコンの矢印が向くことが何回かあった。その場合距離は40や50mという表示でしばらくすると矢印が消えた。その後門脇さんからその場合は立ち止まるなどして電波のラグを待った方が良いとのことを指摘いただいたので、次回からはこのことを考慮して使ってみようと思った。
・スタンディングアックスビレイ
2日目に初日に学んだことを実際にやってみて、足場を作っていなかったり、ロープアップがスムーズにできていなかったりしたので、次回からは抜けなくできるようにしたい。能勢さんに何度か意図的に落ちてもらい、スタンディングアックスビレイで確保することを何度かやったが、肩を入れるとロープがピタッと止まってしまうことが多く、本来はロープがもう少し流れるような感じがするということだったが、勢いをつけて落ちてもらうときにその感覚を少し体感できた。

  • その他やったこと:
    - ブッシュでの支点構築: ガースヒッチ(割りを入れる)、ハーフヒッチ、ハーフヒッチ
    - スノーバーでの支点構築: クローブヒッチ、ハーフヒッチ、クローブヒッチ
    - 土嚢袋(またはスタッフバッグ)での支点構築
    - メインロープを木に縛る支点構築
    - 入山前における全員のビーコン動作確認方法
    - コンテ
    次回やってみたいこと:
    - わかん歩行
    - 滑落停止
    - 雪洞について
    - ビバーク訓練
      (記)N・H
  • 笹などをブッシュを支点として利用する場合。


【1日目】

  • 大山;駐車場
  • 下山キャンプ場断面観察の為のピット掘り
  • 断面;ザラメ雪で途中に硬い層が
  • 弱層テストの準備
  • シャベルコンプレッションテスト
  • ビーコン訓練
  • 50m先のビーコンを探す
  • 雪だるま!!!
  • スンーバーを横に埋める
  • スノーバーの強度テスト
  • 柴を利用したの支点構築
  • 強度を試してみる
  • スタンディングアックスビレー
  • コンテのロープ操作

【2日目】

  • 7合尾根に向けて
  • スタンディングアックスビレー
  • マルチ登攀のシステム訓練1
  • マルチ登攀のシステム訓練2

【特記事項】

  • 【積雪】
     数日前の雨でザラメ化が進んでいた。
    【ビーコン】50m離れていると最初は反応なし、ある程度近づいて反応する。

  • 【アクシデント】
     特記無し。
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