山 行 報 告
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概念図
山域
錫杖岳 左方カンテ (2017年救助隊錬成山行)参加者 CL N隊長(神戸)他 合計10名
KCCメンバー;K氏、O氏、K氏、N氏
目的;隊員の技術向上・交流 -
コースタイム
9月29日 21:30三ノ宮駅集合
9月30日 奥飛騨温泉道の駅着 仮眠
中尾温泉入口駐車場(5:00)
駐車場出発(6人)(5:30)
笠ヶ岳登山道(5:45)
取付き(8:10)
登攀スタート(9:25)
懸垂終了(17:20)
下山(19:35)
駐車場着(19:45)
奥飛騨オートキャンプ場;温泉&BBQ
10月1日 1ルンゼを夢見るが精根尽き果て帰神
天気
晴れ
- 兵庫労山2017年救助隊錬成山行として岐阜県飛騨山脈にある標高2,168mの錫杖岳へ
僧侶が持つ錫杖の頭の部分が山体に似ていることから名付けられたとのこと。
今回は各パーティー毎にルート設定を行いK氏と左方カンテを設定し登攀する。
取付き到着 8:10 待ち無し
K・K口パーティ、K・Oパーティ、K・Nパーティ順
1ピッチ目:Ⅲ K氏リード 立木のあるルンゼを直上。
足場が濡れており滑りやすいが問題なし
2ピッチ目:Ⅳ N氏リード (O氏撤退に伴いK氏と3人パーティで行動。)
1ピッチ同様ルンゼ 途中から傾斜が・・・ 少しかぶりをなんとかクリア。
3ピッチ目:Ⅴ K氏リード ピナクルを登りスラブ直上してから右上に
4ピッチ目:Ⅱ チムニー入り口までコンテ。
5ピッチ目:Ⅳ K氏リード チムニー
ビレイ点すぐのところでザックで体が抜けず悪戦苦闘。
Kさんからアドバイスをもらい脱出!!
フォローのOさんはザックを股下に吊るし登攀
6ピッチ目:Ⅳ N氏リード 左フェースを登りテラスへ ボルトが無く冷や汗タラタラ
途中からはスタンスもあり安心感有り
7ピッチ目:Ⅴ K氏リード 左方カンテ核心部。残置スリング有り。
Kさんは右側のチムニーから登るも時間を意識して右側の残置を利用し登攀。
残置スリングを使い上るも体が上がらない。 Kさんに引っ張り上げてもらいました。
懸垂下降:7ピッチ終了点から懸垂下降(3ピッチ)
1ピッチ目:注文の多い料理店の取付きまで
2ピッチ目:3人が何とか立てるところでピッチをきる。
3ピッチ目:久しぶりの地面に到着
北沢~錫杖沢出合~駐車場 - 救助隊としての考え方(個人山行ではない) 時間管理
BBQ時、救助隊重鎮の皆様に話を伺うことが出来た。
今回の錬成山行も隊としての考え方をもとに行動が必要である。
15時タイムリミットとしての指示があったにもかかわらず登攀を行った。
案の定、下山は夜間行動になり、道迷い、足の踏み外しなどがあり危険を感じた。
また、装備の事前確認を怠りヘッドランプを忘れメンバーに迷惑を掛けてしまった。
- ヘッドライトの忘れに伴い夜間行動に支障をきたした。
夜間歩行による道迷い