山行報告書 唐松岳(雪洞訓練)
【日程】 2020年1月11日~1月12日【参加者】K、K、K、N
【総括】
雪洞訓練を兼ねて、唐松岳で雪山を楽しむ山行を実施。
雪が少なくリフトの終了点の八方池山荘を過ぎてからも積雪は1m程度と雪洞作成が危ぶまれたが、下樺付近で積雪3m程度の吹き溜まりを見つけ予定していた雪洞を作成。
翌日、唐松岳登頂を目指したが、午後より荒れ模様で風雪となる予報の為、丸山ケルンまでで撤退、早めの下山の為1日早めて12日に帰阪。 登頂はできなかったが計画通り雪洞訓練が実施できた。
【行程】
1日目:八方池山荘9:55~八方池11:15~下樺11:55~雪洞作成15:00
2日目:下樺7:05~8:24丸山ケルン8:40~9:12下樺(撤収)10:02~10:45八方池山荘
【報告】
【特記事項】 <雪洞作り>・雪の深さを探るにはプルーブ棒が必要、無いと深さを測定できない
・今回適切な斜面でなく緩やかな斜面で掘り進んだので天井厚が薄く(30cm位~)崩落を心配したが、崩落せずにすんだ。(朝になると雪が締りかなり頑なっていた)
・雪洞掘りは、洞内でしゃがんでの作業になるのでかなり大変(腰への負担が大きい)
・雪洞掘りは、腰を下ろしての作業になるのでズボンが濡れる、しっかりした防水対策が必要 ・スコップでの雪洞掘りは体力を要する、スノー鋸があると楽できれいに切り出しができたと思われる
・掘っているうちに木の枝が出てきた、枝を折って対応したがスノー鋸があると役立つ
・上から踏まれると天井が崩落し事故につながるので標竹でかこっておくことが必要
・万一の崩落に備えスコップを洞内に持ち込んでおくこと
<雪洞生活>
・水つくりの雪は、雪洞の壁よりきれいなものが容易に採取可能(ごみ袋不要)
・水つくりの雪採取には、エッジの切れた食器があると容易に綺麗に採取できる。
エッジが丸いと雪が散乱する。
・洞内は静かで、入口の遮蔽(ツエルトなどで)がうまくできると外の嵐と無縁にできる。
・天井厚50cm位であったが、この深さだと携帯電波の減衰は少なく通信に支障なし。