伯耆大山・北壁登攀
【日程】 2019年1月12日~2019年1月14日-
行動時間
2月22日;
県連事務所9:00―大山駐車場1:00 バス車内で仮眠
2月23日;
駐車場5:30-元谷避難小屋6:30 荷物を開封後、各パーティーで予定のルートに登攀
岸岡・河合(七合尾根) 小屋7:30―七合稜線12:30-小屋13:30
内藤・梶(弥山尾根西稜)小屋7:30-
2月24日;
小屋6:30-付近で技術講習10:45-荷造り後11:00-駐車場11:45―入力食事―県連18:00
参加者
KSさん、KJさん、NTさん
【報告】
■快晴・弱風の良いコンディションの中、赤岳登頂ができ目的達成。■快晴であったが、最後の2ピッチを除き頂上稜線に出るまで日が当たることがなく、雪が緩むことはなかったが寒かった。
■下半分を梶さん、上半分を内藤さんがリードして登攀。
<待ち時間>
■6:20暗い間に出発しトラバース分岐到着が7:10、先行パーティが2つほどあったが、待ち時間なく登攀を開始できた。
■取付いた後、後ろには、後続のパーティが多数つながるようになった。
■直後の4人パーティは、サードに密着するようにリードが登ってきて大変不快。
中盤で道を譲ったところ、次のピッチ取付きで長時間待たされ、風が少しあったこともありかなり体が冷え寒かった。
<アンカーの取り方>
■このパーティは、密着して登ってきて、待つことなく岩角にスリングをかけて終了点としてセカンドの登攀を開始。
(岩角にスリングをかけて終了点とするのも1つのテクニックと感じた)
<寒さ対策>
■今回、縦走時と比べフリースを1枚多めに着込みアウターを羽織って身支度、気温は登攀後山頂で-8℃、風も弱い状況であったが、途中の長い待ち時間、手足指のしびれ、体の冷えなどでかなり寒い思いをした。 ・風が強かった場合を考えると、バラクラバ装着、アウターの頭巾をかぶる、カイロを装着など、何らかの対策の必要性を感じた。
<無線の必要性>
■今回、風が弱い状況であったが、ロープの繰出しがながかったこともあり、しばしば声が通らなかった。(何か言っているが、発言内容がわからないなど)笛の合図も決めていたが役に立たず。 これで、風が強ければ、ほとんど声が通らなかったとおもわれる。 後続のパーティが無線機で会話をしていたが無線が有効な会話手段になると思われる。
<ルートの屈曲>
・ルートの屈曲で、全般を通じて、ロープの流れはかなり悪かった。 ピッチを切るにしてもアンカーが無いのでむつかしく。 リードはロープの引き上げで腕力をかなり消耗した。 3人パーティの場合、ロープ1本でセカンドはアッセンダーで登るほうが時間的に見てもよかった。
<忘れ物>
■個人的な事柄であるが、登攀終了後、赤岳山頂で、テルモスをザックから出して休憩していたが、下山時に格納を忘れ山頂に忘れてきた。 また最終日、行者小屋テント場より撤収時に、ヘルメットを忘れ5分ほど下山後取りに戻った。 今回は差しさわりのない忘れ物であったが物忘れが多くなってきた身としては、作業の点検が必須と感じた。
フォトギャラリー
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美濃戸口
積雪なし 赤岳鉱泉・アイスキャンディ
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行者小屋・テント場
1月13日
文三郎を登る、夜が明けてきた
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取付きへのトラバース
チムニーに取付く先行パーティ
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取付きのチムニー
長時間待機中(非常に寒かった)
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上部登攀のメンバー
最終ピッチ
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赤岳北峰より南峰
南の権現岳
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遠方に富士山
無事登頂
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文三郎道を下山
赤岳 中央が北峰