【マルチピッチ講習No2】
【山域】裏六甲・百丈岩【期間】2022年9月11日
【メンバー】講師(コーチ)6人、受講生 4人
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【概要】
・新しく入られた方へのマルチピッチクライミング講習。今回は4人が対象者、第1回目を8月28日に机上講習と実技を実施。今回で2 回目。
まずはやぐら横で先週のおさらい。 -
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【百丈中央ルンゼ】
●午前中はやぐら横でマルチピッチのシステムの確認をし、午後から岩場に移動
予定していた中央稜下部岩壁には先客がいて使用されていたので中央ルンゼに移動して訓練再開
●取付き地点と中間地点で講師を派遣し4パーティの動作と安全確認
●4パーティ同時にはルートが無いので左右に分かれ2パーティづつの登攀となる
●先行パーティもいたので暫く待ってからのトレーニング
●午後から日差しが強くなり灼熱地獄。受講生も大変でしたが講師も大変でした。将来の成長を期待しています。
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【備考】

今回のマルチピッチクライミング講習を再開するにあたって参考としたのはペツルとUIAA総合登山技術ハンドブックです。ただ内容によって一部変更して使用した方が良い点 については上記の図のように変更(補足を加えて)して教えています。
①;アンカー(支点)の確認をして安全環付カラビナを利用してクローブヒッチで自己確保(自己ビレイ)をとる。この図の様にするには安全環付カラビナにスリングを通した 状 態でクローブヒッチで自己ビレイを取っていますが、クライマーは各アンカーに自己ビレイを取ることを優先してください。その後、セカンドを確保する為にスリングをセットしますが、そのアン カーに2つのカラビナを通すことが出来、別の安全環付カラビナがあれば別の安全環付カラビナを利用する事を推奨します。(図では兼用しています)
②;セカンドのアンカー用として安全環付カラビナのクイックドローを使用していますが、自己ビレイ、セカンドのビレイ用スリング、セカンドの自己ビレイ用クイックドロー と 3つの機能を1つのクイックドローに求めています。特にセカンド用のクイックドローは次のルートの0ピンにもなる為に登る方向にセットする必要が有り、これらを一瞬で判断するには経験が必 要です。①で述べた自己ビレイを取り、続てセカンドのアンカーセットを構築し、最後にセカンドが登ってきた際のアンカーをセットする手順で行ってください。
③;クローブヒッチによる固定分散方式でセカンドの確保例を示していますが、アンカー(支点)の強度、数などでは流動分散など他の方法などでの確保も有ります。状況を確 認 して使用してください。
※アルパインルートではハーケンやリングボルトなど支点の強度が脆弱な支点が多々見受けられます。複数の支点を利用してリスクを減らすようにしてください。