神戸ClimbersClub 【山行報告】

 山行は岩登りから雪山までの総合山岳会です。
 アルパインクライミング(雪山や岩登り)を中心に活動しています。

【北アルプス南部/北穂高岳 東稜】

ゴジラの背に向かう
  • 【山域】北アルプス南部/北穂高岳 東稜
    【期間】2024年7月31日(前泊)~8月3日
    【種類】無雪期バリエーション
    【コースタイム】
    7月31日(快晴)
     阪神西宮駅17:00→多賀SA(夕食)→あかんだな駐車場22:15→車中泊23:00    
    8月1日(快晴)
     あかんだな駐車場6:20→上高地7:00→岳沢湿原経由→横尾山荘10:30→涸沢ヒュッテ13:30(昼食)→テント場(夕食+宴会)→就寝 20:00  
    8月2日(快晴)
      涸沢テント場5:10→南稜分岐6:20→東稜取付7:10→ルンゼ源頭部7:30→ゴジラの背8:00→懸垂ポイント8:10→東稜のコ ル(上部)8:30 →北穂高小屋9:10(休憩)→北穂高岳登頂9:40→南稜→涸沢小屋11:50(昼食)→テント撤収→徳沢キャンプ場16:30→徳沢ロッジ 17:00(風呂) →徳澤園18:00(夕食+宴会)→就寝21:00
    8月3日(快晴)
      徳沢キャンプ場7:10→明神池8:30(観光)→岳沢湿原経由→小梨平食堂9:30(昼食)→下山→あかんだな駐車場→阪神西宮駅 17:30→解散


  • 登 攀を終えて・北穂頂上で
  • 核心部 を通過するKさん
  • 核 心部を通過するTさん
くつろぐ メンバー
【感想】 この夏、同期3人でどこか挑戦しようと百丈岩に向かう途中で話しながら決まった山行、行先は北穂高岳東稜となった。 初級バリエーションとはいえ全員初見ルートのため概念図と写真にルートを記入して取付・核心について入念に下調べして挑んだ。 南稜分岐からのトラバースと東稜取付までのルンゼについては落石に気を使いながらの登攀となった。 特にルンゼはお互いフォールラインに入らないよう気をつけながら慎重に足を運び、振り返ると見える前穂北尾根に時折心を奪われながら いつかみんなで行こうと話しながら進んだ。 取付からルンゼ源頭部までロープを出してる報告など事前に見たが、全く必要はなくスイスイと登攀し、稜線に出ると絶景のなか突き進んだ。 巻けば簡単なルートもあったが忠実にゴジラの背を辿り、登りながら振り返るとKさんTさんも笑顔でナイフリッジを楽しんでいた。 ホールドはしっかりしており、核心部分も高度感さえ問題なければロープの必要性はなく予定通り懸垂ポイントまで到達した。 東稜のルーファイで迷う箇所はなく、ルンゼ源頭部に出たとき一回偵察したぐらいだった。懸垂に関しては、クライムダウンするか迷ったが せっかくロープも持参したので懸垂することにした。 最高の景色と天候のなかで歩くにはゴジラの背はあまりにも短かく、名残惜しい気持ちでいっぱいだった。北穂山頂で記念写真を撮り、 徳沢で宴会しながらみんなで山行を語り合った。言うまでもなく山と風呂あとのビールはプレイスレスだった。 この3日間お互いが体調を気遣いながら荷物を手分けしたり、アミノバイタルをあげたりと協力しあったとても良い山行だった。 Tさん、Kさんまた一緒に挑戦していきましょう! (記:Y中)

【反省点・ヒヤリハット】 遊歩道の通行止め情報不足による計画遅延。(岳沢湿原経由に変更)

【コース状況】 小梨平~明神(明神左岸道)が工事のため通行止め。 南稜分岐から東稜取付・東稜コル(上部)から北穂高小屋までのガレ場に注意。

 過去の山行 

過去の山行

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